病院機能を”止めない”改修とは?医療環境改善の悩み、解決します
医療技術の進化に伴い、高度な治療を行う手術部門をはじめとして、改修や拡張という医療環境改善を行うケースがあります。しかしながら、建築工事を伴う大がかりな改修は当該部門だけのサービスを停止するだけでなく、ほかの部門も停止せざるを得ないことがこれまでの常識でした。
それゆえ、病院経営の観点では、医療環境改善時にほかの部門の停止を必要最小限にとどめたい、というニーズがあります。
セントラルユニではこのニーズに応えるために、それぞれの病院の事情に合わせた改修提案を行っています。今回はその解決策の一例、病院機能を止めない改修について紹介いたします。
病院機能を止めない工夫
セントラルユニが提案する「病院機能を止めない改修」は、診療時間中でも工事を行えるようにすること、工期そのものを短縮することで病院機能の制約を必要最小限にとどめられるよう、工夫を行っています。
【診療時間中でも工事を行える】消音・防音の工夫
改修するということは、現在何らかの用途で使われている空間を解体し、新しい空間に変えていきます。私たちは、通常の解体工事のように「叩いて壊す」「電動ドリルで壊す」という手法ではなく、特殊工具や防音パネルを駆使して、 「はがす」「人の手で壊す」手法で騒音や振動を抑えることができます。
音を抑えることで、従来では休診日に行っていた工事を診療時間中に行うことも可能になり、診療という病院機能を止めることなく建築工事を進められます。
【工期を短縮する】簡易施工を可能にする、火を使わない工法
各治療領域で使用される医療ガスは、従来配管する際に銅管ロウ付け接合、いわゆる溶接による工事が行われていました。この工法は時間がかかる、職人技、安全性といった課題がありました。
当社のロック機能付き機械的継手「uni connect」は火気を使用せず、簡易な施工が可能となり、作業工程を大幅に短縮します。
【工期を短縮する】手術室の施工では、従来の工程が約半分!
当社の組立式手術室ウォールシステム「FES」はワンタッチで組み立てられる引っ掛け式パネルを採用しています。これにより、壁面の下地処理などの工程が大幅に減り、従来の約半分の時間での施工が出来るようになりました。
また、壁面のユニットは、同じ幅と高さの組み合わせにより、器材・設備の入れ換え、壁の組み立て・取り外しが可能です。もちろん、耐震計算書に基づいた工法となっています。
病院機能を止めない提案で、病院に合わせた医療環境改善を実現します
改修や改築はどうしても工事期間中に診療などの病院機能に制約が発生します。その制約を「いかに早く短く済ませられるか」ということが課題となります。
その課題解決を突き詰めて考えた結果、「可能な限り工事をすすめ、全体としての工期を早く終えること」が最善とセントラルユニは考えました。改修内容によって工事内容は様々ですが、その内容に合わせて「病院機能を止めない」施策をセントラルユニは提案いたします。
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