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医療設備メーカーが考える、ヘルスケアの未来とは?“理想の病院”を追求する『HCD-HUB』の魅力に迫る

様々なバックグラウンドをもつ人々とともに医療現場の課題を共有・議論・解決する——。

セントラルユニには、こうした価値共創から“理想の病院(づくり)”を追求する場、『HCD-HUB』(エイチ・シー・ディー ハブ)が存在します。
2023年4月には、今後の方針や抱負を伝えるステートメント記事が発表されました。
「人」を中心に添えた、その活動内容とは?『HCD-HUB』の魅力に迫ります。


HCD-HUBとは?

『HCD-HUB』は、株式会社セントラルユニが2020年に創設した、オウンド(Web)メディアを兼ねたコミュニティプラットフォームです。
“理想の病院(づくり)”とはなにかを問いながら仮説検証するため、インターネット上のコンテンツの企画制作、イベントの企画運営、そして医療現場の課題解決に向けたフィールドワークを主宰しています。

『HCD-HUB』の名前の由来にもある通り、人を中心に据える「Human Centered Design(人間中心設計、以下HCD)」を軸に、ヘルスケアに関わるあらゆる立場の人の考えやリソース、思いをつなげる活動を展開してきました。

Human Centered Design(人間中心設計)
ユーザーのニーズに合わせて製品やサービスを設計するデザイン手法。
ユーザーを開発の中心とし、問題解決を重ねながらユーザーにとって使い勝手のいい製品やサービスを設計する。

では、なぜ病院づくりにHCDの考え方を重視するのでしょうか?

それは、HCDのスコープで病院の中を覗き込むと、“もっと良くなる”ポイントにたくさん気が付くことができるから。そしてデザインで解決することができるから。身体の不自由なユーザーも分け隔てなく利用できる (アクセシビリティの高い)仕掛け、患者さんが自発的に治療に参加したくなるツール等々…。

10年、30年、50年後…と、誰も知らない理想に病院が近づくためには、業種や職種、年齢の垣根を超えた交流と、そこから生まれる発想が必要なのかもしれません。そんな場(HUB)を提供し、医療とデザインを横断的にむすぶ機能でありたい。その想いが、HCD-HUBの原点です。

WEBメディアの運営をはじめ、さまざまな活動を展開

HCD-HUBは2020年の立ち上げ以降、「ヘルスケアのこれからを考えるあらゆる立場の人が、つながる場所をつくる」ための取り組みを多数展開しています。

メディア発信による情報共有

アートコーディネーターと病院経営者の対談や、インクルーシブデザインの第一人者へのインタビュー等を企画し、オウンド(Web)メディアで発信しています。

イベントによるつながり創出

これまでに、日本医療デザインセンターが主催する「医療デザインサミット2022」への協賛や、日本医療マネジメント学会の九州・山口支部大会におけるNPO法人チア・アートの岩田祐佳梨氏とのセッション企画を行いました。

院内フィールドワーク

病院を利用するユーザー(患者さん、ご家族、医療スタッフ)目線で、活動を可視化するフィールドワークを実施しています。過去に、東京都内のA大学病院において、情報掲示版のアクセシブルデザインに取り組みました。

これからは患者中心のデザイン実現を目指し、より活動を深化

2023年の『HCD-HUB』は、フィールドワークを中心に、これまで以上に活動を深化させていきます。テーマはPX(Patient eXperience)。患者さんの情緒的側面から問題を提起し、特異な状況に佇む患者さんの潜在的な要求を救い上げ、空間づくりやプロダクト開発、コミュニケーションツールなどに落とし込んでいきたいと考えます。

詳細は、ぜひこちらのステートメント記事を参照ください。

共感いただける方や興味のある方は、HCD-HUB MEMBERへ!

HCD-HUBの活動意義にご賛同頂ける方、一緒に活動を盛り上げてくださる方は、ぜひHCD-HUB MEMBERへご参加ください。
“ヘルスケア”と“デザイン”に関わるイベント開催、Webメディアにおける情報発信、またはフィールドワークに関するご相談も受け付けております。

最後まで読んでいただきありがとうございます! 第1・3火曜日に更新しています。 よかったらまた見にきてくださいね。